
実は、心理学的に正しいやる気を高める目標のたて方があります。
マーケティング学の教授M・スコットとS・ナリウスが行った実験によると、ある方法で目標設定すると、30%もやる気が高まり、失敗しても再挑戦できることがわかっています。
今日はその方法についてご紹介します。
1.やる気を30%高める目標のたて方
それは、設定する目標に「幅」を持たせること。
例えば、1週間のダイエット目標を立てる時、「1週間で1kgやせる」ではなく、
「1週間で0.5kg〜1.5kgやせる」というように設定します。
そのうえで、1週間後のやる気を調査した研究があります。
どちらの方法で目標を設定しても、減った体重は同じでしたが、
・「1週間で1kgやせる」という目標を設定したグループは、さらに頑張ろうと思った人が50%
・「1週間で0.5kg〜1.5kgやせる」という目標を設定したグループはさらに頑張ろうと思った人が80%
という結果になりました。
2.なぜ、やる気が高まるのか?
2−1.やりがいが生まれる
目標をたてることで、やりがいが生まれます。目標を達成したときに、達成感を感じることができるからです。
しかし、1つ問題があります。
きっちりとした数値目標をたてて、達成できなかったとき、達成感を感じることができません。
「1週間で1kgやせる」と設定した場合、0.5kgしかやせなかったときにくやしい思いをしてしまいます。
2−2.達成できる可能性が高くなる
そこで目標に幅をもたせます。目標に幅を持たせると、達成できる可能性が高くなります。
「1週間で0.5kg〜1.5kgやせる」と設定すれば、思いどおりにいかず、0.5kgしかやせなかったときも、うまくいって1.5kgやせたときも、どちらも達成感を感じることができます。
3.まとめ
目標に「幅」をもたせることで、やりがいと達成感を両立させることができます。
ダイエットに失敗しても、自分の意志のせいにするのではなく、このテクニックを使って、何度も挑戦してみて下さい。
きっと、あなたのダイエットの助けになってくれるはずです。