
パーソナルトレーナーがお客様を指導する前に、最低限、確認してほしい3つのポイントをまとめました。
当日のお客様の状態をしっかりと把握することで、効果的なトレーニングメニューを作ることができるだけでなく、トレーニング中のケガを事前に防ぐことができます。
指導前に、トレーナーがチェックするべきポイントは、
1.当日の食事
2.睡眠状態
3.ケガや違和感
です。
1.当日の食事
当日の食事はトレーニングパフォーマンスに大きな影響を与えます。
食事してから、かなり時間が経過していたり、朝食ぬきでトレーニングをはじめたりすると、パフォーマンスが低下します。そのまま、無理にトレーニングしてしまうと、最悪の場合、お客様を怪我させてしまいます。
そうならないように、トレーニング当日に「何を、どれだけ、何時頃」食べたのか、ぐらいは最低でも確認しましょう。
特にダイエット中は筋グリコーゲンがなくなりがちなので、当日の食事は必ず確認しましょう。
あまりにも、食事が少ない場合はトレーニングボリュームを減らして、オーバーワークを避けることを優先します。
2.睡眠状態
食事と同じく、睡眠時間もトレーニングパフォーマンスに大きな影響を与えます。
睡眠不足だと、思うようにパワーが出ないだけでなく、フォームが崩れたり、転倒してしまったりして、お客様にケガをさせてしまうかもしれません。
6時間以上の睡眠を取れていない場合は、重量を軽く、回数を増やすなどして、筋肉にかかる物理的な刺激を避けるようなトレーニングメニューに変更すると、ケガのリスクを減らすことができます。
3.ケガや違和感
普段の生活の思いがけないことで、痛めた部分があるかもしれません。そのままトレーニングしてしまうと、悪化させてしまう恐れがあります。
寝違えたり、転んだりしていないか、ぶつけたりしてないか、といった小さなことでも、忘れずに確認しましょう。
本人が忘れていても、トレーニング前にちゃんと確認することで、無用なケガを防ぐことができます。
まとめ
カウンセリングに時間をかけられない場合でも、この3つだけは忘れずに確認しましょう。ダイエットを成功させる前に、ケガをさせないことも、トレーナーの仕事です。
ケガなく、トレーニングで最高のパフォーマンスを発揮してもらって、身体もどんどん変わっていくのが、トレーニングの醍醐味なので。